素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

大人しい日本人よ!そろそろ声を上げないか!TPPに!(中編)

   


 
   中野氏については今まで何回か取り上げたし本人も今回は別の観点から発言している。
 
   財界、マスゴミみんなが「気分」で動いているのがうす気味悪いと指摘しているが、
  「空気(ニューマ)」で動くのが日本人だとも言えるし、「気分」≒「空気(ニューマ)」という得体
  の知れない力が大きくなることがファシズムの下地だとも考えられる。
   (この件は、三橋氏が適格に発言している。)

   中野氏は「歴史は過去だけではない」と語る。
   この指摘は実に重要だ。同氏は50年後、この「平成の開国」(TPP)とやらを後世にどう
  説明するのかと問いかける。つまり、彼は「歴史」の「現在」を見据えている。
   私にとって「同時代」とはわけのわからない時代の趨勢(すうせい)であり、右往左往する
  だけで「歴史の中の現在」という視点は欠如しているものであります。
   主義・主張よりも「現在」と「同時代」の違いが峻別できるかどうかが「保守」であるか否か
  のリトマス試験紙だと思うのだが。

   三橋氏は、「郵政民営化」、「政権交代」同様、「平成の開国」というプラスイメージの
  キャッチフレーズで踊らされていると口火を切った。
   わけのかわらないプラスイメージのキャッチフレーズに右往左往するのが
  「同時代」の気分というものでありましょう。

   「マスゴミ」なんて言葉が流布するくらい、マスメディアを相対化・客観化しているはず
  なのに多くの人々は思考を停止し、ますますプラスイメージのキャッチフレーズに踊らされ
  ている。情報化で忙しすぎるのかもしれないが、情報化といえば、10年くらい前、
  「IT革命」というフレーズが喧伝された頃、佐伯啓思氏に我々はこうお叱りの言葉を頂戴し
  たではないか!

    「いつまで言説のバブルに踊るのか」と。

   その後、私は「少なくても10年、日本人は言説のバブルに踊る」とどこかで述べて記憶が
  あるが、残念ながら事態はそのとおりに推移した。
   いや、むしろ病理は深まっているとも言える。―――みんな忙しすぎるのだ。

   

   前回、東谷氏の動画後半ラストで司会者が「財界、マスメディア、3K新聞までもがTPP
  に賛成した」と嘆いた。
   確かに朝日はどうしようもないが、朝日がダメで3Kが良いと今だに信じている、自称「保
  守」が少なからずいるのだが、私にすれば、両者は所詮、共に親米(隷米)であり、左派と右
  派の違いに過ぎないのだ。

   負自3Kグループのシンボル、目玉マークは私が大学生の頃に採用されたが、当時、この
  ように知らされた。

    「あれは万物を見通す目のことなんだって」

   何も知らなかった私は「ふ~ん」とやり過ごした。
   「万物を見通す目」って「プロヴィデンスの目」のことじゃないの!?
   故・鹿内負自3K議長は、「ロックもうで」を繰り返していたそうだから、目玉マーク
  にした時から負自3Kは「何が何でもアメリカについて行きます」派になったのだと
  思います。
   
   現在もこの関係は続いている。試しに負自3Kが主催する「世界文化賞」の名誉顧問の名
  を「W I K I」で確認してみればいい。 

   
   さらに勇ましいこと言っても負自3Kは既に背骨を折られている。
   「靖国」に関して「あくまでもアメリカについていく」派の代表、岡崎久彦氏が
  「遊就館から未熟な反米史観を廃せ」と題して3K新聞に論考を寄せている。
  
    私は遊就館が、問題の箇所を撤去するように求める。
        (中略)
    私は真剣である。この展示を続けるならば、私は靖国をかばえなくなる
    とまであえて言う。

                 ~ 産経新聞 2006年8月24日 ~



   アメリカが本気で怒ったらたいへんだと恐れあわてふためく同氏の姿が目に浮かぶ。
   これだけはっきり「ポキッ」と背骨を折られているにもかかわらず、勇ましいこと
  言って若い人をダマすのは止めにしてもらいたい。
   この件では気づかないとしても、今回のTPPで彼らの正体ははっきりしたはずで
  あります。

   「3Kマンセー!」の自称「保守」の若い人たちはいい加減、目覚ましたらいい!

   この司会者と私は主義・主張が異なるが、日頃、喉元までこみあげてきて何度も噛み
  殺してきたあるフレーズが奇しくも一致してしまった。それは、

    「絶望が足らない!」

   ということであります。

   今までは噛み殺してきたが、前代未聞で恐ろしいほどの国難を前にしても今だに目が覚
  めない、自称「保守」の若い人にはこの言葉を贈りたい。

                   (つづく)







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