素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

「社会の変革」によって「犬になった」お父さん

   



   唐突だけど、少し前の「三井のリハウス」のCMを憶えておられるだろうか?
   リハウス=引っ越すにあたって、家族が家に何を求めるか、話していて、父親がもじ
   もじしながら呟く。

    「おとうさんはいいよ、でも書斎があれば・・・」
    「書斎だって、カッコイイ!!」と娘が混ぜ返す。
     カット変わって、「三井のリハウス」の店頭。
    「書斎のあるうち、おねがいします」と娘。
   

   引っ越すにあたって、業者で発言するのは娘であって金を出す父親じゃないんだ、この
  一家の場合。おとうさんは、もじもじしながら小さくなっている。このような一家が世の
  中の大勢を占めるとはいわないが、決して珍しくないよくある光景なんだろう。

   別にこのCM1本の影響力を述べているわけではなく、おとうさん、ないし男は、
  滑稽でかっこ悪く、ださくて、嘲笑、蔑みの対象でしかないと刷り込み続けてきた
  のが、この15年、いや20年のTV・CMではないだろうか?
(イケメンは別だが)

   概しておとうさんはひたすらマイナスのイメージでしか画面に登場していない。今後も
  その流れは変わらないだろう、嘘だと思うなら「虐げられる父親」という視点でCMを見つ
  め直して欲しい、納得して頂けるものと思う。では何故かくもおとうさんは虐げられるの
  だろうか?それは、日常品を中心に消費の主役は女性であり、母になった女性にとって夫
  よりも重要な子供が消費者として無視できなくなってきたからだ。
   
   この点はアンチ・フェミニズムの視点からも語られる。

    つまり、女性が消費文化の主役になってしまったのである。そのことがどれほど
    社会を歪めさせ、人々の生き方を困難にするか指摘する人は多いが・・・

           ~ マークス寿子 著 「日本はなぜここまで壊れたか」~



   おやおや、随分とマッチョで男性志向な言説だこと。
   まあまま、そう簡単に結論づけないで下さい。
   マークス寿子は英国貴族に嫁いだこともある女性大学教授であります。
   女性の目から見ても「フェミニズム」は見直す時期に来ているのではないかというのが彼
  女の主張です。

   女性(母親)に同じことしたら、クレームのメール、ファックスが殺到するであろうCM
  に我々は馴らされつつある。まさに「長期的浸透」というやつか。
   
   次に取り上げたいのが、まだ続いているソフトバンク「白戸家」のCMであります。
   最初期はこんな感じでした。

    ~ソフトバンクに勤めている設定の上戸彩が疲れて帰宅する~

    母(樋口)「で、彩ちゃん、ソフトバンクの『ホワイト家族24』って何?」
    彩    「家でも仕事の話?」
    兄    「ぼくも知りたい」
    彩    「おにぃ~ちゃん、おにぃ~ちゃん、帰り遅くなるっていったじゃない!」
    兄    「聞いてませんでした」
    彩    「何、いってんの~」

    何故か、犬になってしまった父が隅っこでお座りして

    父    「俺も知りたいな」
    母    「あなたは知らなくていいわよ!」
    父    「なんで?」
    兄    「ははははは~」(笑い)
    父 「何がおかしい!」(怒り)
    兄    「すいません!おとうさん」
    母    「何なの『ホワイト家族24』って!」
    彩    「え!」


   お父さん犬が可愛いということですべて許されているようです。
   それに、たかがCMだ、ギャグだ、目くじら立てるな!ってか?
   でも、

    おとうさんは遂に犬になっちゃたんだよ!!

   このCMでもうひとつ特徴的なことは、お父さんが犬になっちゃったことに
  端的に現れているように、「家族」がめちゃくちゃだということであります。

   何で兄がアフロアメリカンなんだ。
   近作では、祖母(若尾文子)より50歳年下の新し祖父(松田翔太)は、娘(上戸彩)
  より年下であります。


   父親(父性)というものは徹底的に軽んじられこき下ろされ、哀れさを感じます。
   まあ~ギャグではないかとお思いでしょうが、CMは広告、宣伝であり、
  「プロパガンダ」になり得ることを忘れてはいけません。

   さらに父親(父性)が軽んじられるのは日本だけではありません。

    アフフレッドソースのこんなCMがある。
    夕食を作っている横で、10歳の娘が「ママを怒らせてちゃったんじゃないの」
    としつこく尋ねる、父親は違うと言い続けるが、だんだん気になってきて、
    ついに「ママ、何か言っていたか?」と恐る恐る尋ねる。

     ~ ヘンリー・メイコウ著 ベンジャミン・フルフォード監訳・解説

       「 『フェミニズム』と『同性愛』が人類を破壊する 」 ~



   さらに、父性の溶解は男性の中性化によって徹底される。


    スワンソンの冷凍ディナーのCMでは、男性は完全に中性化している。
    
    「働くママが、すぐ食べられるものがほしいと言っています。

     スワンソンのおまかせください」
  
     (妻は慌てて飛び出していく)
 
    「学校帰りの子供たちが、お腹がすいたと言っています。

     スワンソンにおまかせください」
    
     (子供たちは喜んでパクつく)

    「パパがママのフリルの付いた下着を着てみたいと言い出しました。

     こればかりはスワンソンもお手挙げです」

     (父親が照れたような間の抜けた笑顔を浮かべる)

                
             ~ 引用 前掲同書 ~




   日本では、「フェミニズム」と「中性化」若しくは「同性愛」がさしたる違和感も
  なく、受け入れられているようです。これは日本の性(セックス)の奥深さの現れで
  もありますが、
   欧米では「フェミニズム」と「同性愛」の推奨・推進が恐ろしく害毒
  をタレ流しているようです。


   では、「フェミズム」はいつ始まったのでしょうか?
   古くは1920年代、ボルシェヴィキあたりまで遡るようですが、戦後第2フェミニズム
  が始まり、60年代のカンウンターカルチャーを通して拡大し、70年代に「社会の変革」
  として結実したと考えられるだろう。

   「ゴダールが教えてくれた」「ゴダール ソシアリスム」で述べた 
  「社会の変革 CIA」はどうやら間違いないようであります。
   こんな一節を見つけました。 

    私の世代は、自分たちの良心だと信じていることが、搾取のために植え付けられた
    ものだと気づいて愕然とすることになるかもしれない。
    60年代の反動的なドラッグカルチャーや市民権運動、反戦運動もフェミニズム
    同様にCIAが仕組んだものである。

              ~ 引用 前掲同書 ~



    やはり、ゴダールは「知り過ぎた男」なのであります。

                             (つづく) 
 





   
   
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