素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

朝生「東日本大震災復興に何をなすべきか」(前編)

    


   今回は正直、あまり期待していなかった。
   東日本大震災の復旧・復興に関して何をすべきか現場ではなくて東京で話し合ってもしょ
   うがないと思っていた。ところがヘタなネット情報より重要情報が発信されたのであり
   ます。パネリストは以下のとおり。

    大塚耕平 (厚生労働副大臣、民主党・参議院議員)
    平野達男 (内閣府副大臣、民主党・参議院議員、
          被災者生活支援特別対策本部事務局長、岩手県選出)
    小野寺五典(自民党・衆議院議員、党水産部会副部会長、宮城県選出)
    齋藤健  (自民党・衆議院議員、党政務調査会事務局長、元経産官僚、千葉県選出)

    飯田哲也 (環境エネルギー政策研究所所長)
    石川正純 (北海道大学医学部教授<放射線治療>)
    石川迪夫 (日本原子力技術協会最高顧問)
    荻原博子 (経済ジャーナリスト)
    香山リカ (精神科医)
    高橋洋一 (嘉悦大学教授、元財務官僚)
    長谷川幸洋(東京・中日新聞論説副主幹)

  
 〔「誰もわからない」を直視せよ〕

   原発推進派の石川迪夫氏と脱原発派の飯田哲也のガチンコ対決のはずだったが・・・・。 
   司会の田原氏が1~3号機の燃料棒が推定値でそれぞれ55%、35%、30%損壊して
  いる旨の説明してから原発推進派?石川氏が発言する。
   
    「私は燃料棒はほとんど溶けていると思います。圧力容器を溶かして底が抜けて
     いるものもあるかもしれない」


   なんだと~!!! 
   これは重大発言であります。
   原発推進派はとにかく「危険」を隠ぺいして「安全」を強調するんじゃないの?
   政府(保安院?)発表の55%、35%、30%はあてにならない、本当は燃料棒がほと
  んど溶けていると推進派の重鎮が発言することは軽く衝撃であります。
   メルトダウンのうちメルトして部分的にダウンしていると言うのですから。
   
   石川氏は続けます。
   
    「圧力容器内のコバルト60の放射線量は1000万キューリーくらいでしょう。
     1000キューリーで人は死にます。」
   
   人の致死量の10000倍以上の放射線量が圧力容器内に存在するということだ。
   ところでキューリーとはどんな単位なのか、ベクレルに換算するとどうなるのかな。

    1キューリー = 370億ベクレル = 37G(ギガ)ベクレル 
   
   石川氏が正しいとすると、圧力容器内には、

    37京ベクレル = 370P(ペタ)ベクレル

             * P(ペタ)はT(テラ)の1000倍

   以上存在することになります。

   却ってややこしくなったかもしれないが、仮に水蒸気爆発すれば、致死量の1万倍の放射
  線が飛んでくることになります。1万分に1に薄まったとしても、致死量であります。
   やはり逃げるしかないでしょう。
   この日は触れませんでしたが、石川氏は以前、圧力容器の水蒸気爆発の可能性
    を否定していました。


   さらに、石川氏は日々、放射線が高濃度化している旨、付言しました。
   何度も言いますが、現場の方々は別として東電幹部はのんきに構えてますな。
   石川氏曰く、「戦争であって、通常のルールでやっていてはダメ」
   私は脱原発派だが、この点は東日本大震災発災直後から「これは戦争だ」と述べている
  くらいでありますから、全く同感であります。
   戦争時に“終わりなき日常”のお役人仕事やってもらっても困るのであります。
   政府も保安院も東電幹部もこの点、全くわかっていない。
 
   脱原発派の飯田氏も石川氏現状認識に同意したうえで、

    「東電にやらしていてはダメ、今は東郷平八郎が必要。
    全権委任して24時間原発事故に専念する人がいないといけない


   と述べた。

   東京・中日新聞の長谷川氏は、石川氏の発言のインパクトを受け止めつつ、

    「結局、誰もわかっていない」

   と明確にした。
   至極当然なのであって、カメラ付きロボットしか建屋に入って格納容器周辺まで行って
  いないことから、「敵の本丸」がわからないのであります。
   石川氏は圧力容器がどうなっているのか把握ぜずに枝葉のことばかりやっている愚挙を
  斬る。結局、トップが責任とらない、「戦争」という非日常に対応していないということ
  に尽きるということなんだろう。
  
   同氏は鉄で遮蔽し除染すれば、対外被ばく放射線量を1ケタ下げられるので建屋内に立
  ち入れる旨、強調する。
   私も「私設原発事故対策委員会」で述べたとおり、「立ち入れません」で逃げていても
  しょうがないのであって、軍事技術、民間技術総力を結集して問題を正面突破するしかな 
  いのであります。

   それを怠っていては、水素爆発、水蒸気爆発というカタストロフィーに向かって
  “砂時計”はサラサラ落ちていくであろう。
 
                        (つづく)
   

  PS.

    重鎮の衝撃発言にビビったのか、東電も策を講じるようです。

           【転載はじめ】
    福島第1原発事故で東京電力は3日、放射線量が高い1号機原子炉建屋の換気の
    ため、排風機などの機材を現場に搬入、5日にも開始予定の換気作業に向けた
    準備を進めた。
    東電によると、原子炉建屋の二重扉を開けると放射性物質が漏れる可能性がある
    ため、二重扉の外側に気圧を高めた区画を設置。直径30センチのホース8本を
    建屋内に引き込み、フィルターで放射性物質を吸着させながら空気を循環させる。
           【転載おわり】
 
                      ~ 47ニュース ~









    
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