素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

朝生「東日本大震災復興に何をなすべきか」(後編)

 



 〔エネルギー転換は地域独占廃止から〕

   脱原発派・飯田氏は原発を新規に建設できない旨説明したうえで、 
   
    ○ 世界の自然エネルギー市場は10年間で1兆円から22兆円と
      なっているにもかかわらず、日本のシェアは1%程度。

    ○ 日本のお家芸のハズだった太陽光すらシェア10%を切った。

   等詳細に語る。

   「電力不足」と刷り込まれた我々の脳に萩原女史は「待った」をかける。
    
    「ピーク時電力は、2002年時点で6300万キロワット、今年の見込みが
     5500万キロワット、電力使用料は減り続けている。
     今や企業の自家発電が進み、福島第1、第2を合わせたよりも多くの電力を
     自家発電してる」
     
   田原氏が敢えて“悪役”になり、「そうは言っても太陽光と風力で日本の発電量の10%に
  届かない」との現実認識を示すと、飯田氏は、
    
    「世界的に言えば、風力だけでも3~4年で原子力を超える勢いです。
     昔は、原子力の合理性を問うだけで“反原発”と言われたもので、
     ただ原子力を盲目的に信じていた。
     今や、(このエネルギー転換は)第4の革命と言われている」


   随分と明るい兆しのようだが、長谷川氏は今までの経緯を承知しているらしく核心に触
  れる。

    「その革命を押しとどめようとしているのが、東電の地域独占だ。
     発電と送電の分離を認めていない。東電の地域独占をやめるか
     どうかが問われている」


   確かに電力は費用逓減産業で独占が認められるわけだが、世界各国かくも独占会社じゃ
  ないでしょう。何度も指摘しているように、エネルギー(科学技術)は、結局、
  権力 ⇒ 政治の問題であります。

   副島先生によると、東電は政治に対しても絶大なる権力を持っているらしく、各選
  挙区にどの政治家を立て支援していくか決定できることががその源泉だという。


   露骨に脱原発とは表明しなかったが、自民党・小野寺氏も原発は必要だが除々にフェイド
  アウトした方がいいと述べ、斉藤氏も風力、火力を推進する発言をした。
   この日はタマタマ東電、あるいは電気事業連合会のお世話になっていない政治家がパネ
  ラーになったのだろうか?ネットでは河野太郎氏が「脱原発の新しいスター」になってい
  るようだが、とにかく「保守」を自称する政治家は原発推進派が多い。
   なぜだろう。原発は正力松太郎に始まって中曽根氏が大きく舵を切って、今日に至る。
   「脱原発」なんか言おうものなら、大勲位閣下にタテつくことになるし、もちろん、
  「原子力村の利権派」も選挙の時支持してくれない。

  
   漏れ聞くところによると、大勲位閣下が原発推進した裏の理由は、将来、核兵器を
  作るためだったそうだ。
当時からみた将来とは今であるわけで、繰り返すが分解されて
  いる部分を結合させれば2ヶ月で日本は核武装できる。TVで石原慎太郎のその旨、喋って
  しまった。
   このあたりも原発推進は、「核武装」を主張する「保守派」の目的に敵っている。

   しかし、「3.11」ではっきりしたけれど、正面切って今さら「核武装」してもメリット
  よりデメリットの方が大きい。「 『3.11』以後」というのは地震兵器の方が核よりも、
  はるかに効率的かつ使用可能性が高いとはっきりしてしまった今、現在から考えれば、何
  周か遅れて「核武装」してもナンセンスということだ。

   やはり「3.11」は「歴史の転換点」になるるだろう。   
   「原子力村の利権集団」に端的なように、旧利権組織をいつまでも温存するのか、
  それとも新しい日本を設計し直すのかという転換点に立っている。

   その第一歩は、東電の地域独占の廃止、電話会社のように他社参入が必要だと思うのだ
  が、事態はそんなに単純ではない。電力に他社参入して、米国の3倍の電気料金が下がる
  ことはまことに結構なことであるが、その他者が外資のヒモ付きだったらどうなるのかと
  いうことであります。

   
   それにしても、常温核融合は少しも話題にならなかったね。
   常温核融合は、原子力を根本的に無力化させるインパクトを持っているんじゃないのか。


                           (了)






スポンサーサイト

環境・エネルギー | コメント:0 |
<<ウワサの天才サッカー幼児! | ホーム | 朝生「東日本大震災復興に何をなすべきか」(前編)>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |