素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ヒトラーの予言!?(後編)

  



  これも“予言”というより「アジェンダ」ではないのか。

    「結婚しない女性・子供を産まない女性・それで男以上の働きをする女性が
     今世紀末、増える。それは女性の地位向上につながるが、民族の破滅と
     人類の滅亡にもつながるだろう」

                        ~ 五島 勉著「1999年以後」 ~

   
   愛人レニ・リーフェンシュタールにはもっとはっきり言っている。

    「将来の・・・今世紀末から来世紀はじめの文明国では、きみのように結婚も
     せず、子供も産まず、一生、男以上の働きをする女性が増えるよ。
     しかし、それは当然、女性の見かけの地位の向上とともに、その民族の衰亡
     ――― ひいては人類の破滅につながるワナなんだけどね。」

                   ~ 前掲同書 ~


   「人類滅亡につながるワナなんだけどね」―― この一節は予言というより「アジェンダ」そ
   のものである証左であろう。
    このあたりは「社会の変革で犬になったお父さん」で詳述したとおりであります。
    ヒトラーは「社会の変革」は知らなかったかもしれないが、「女性解放運動」については
   承知していただろう。


    それではヒトラーは予言者などではなかったかというとそうとも言い切れない。
    以下はどうしても「アジェンダ」だとは考えられないのだ。

    「同士諸君。来るべき未来の社会の様相を教えよう。
     (と言っていろいろ恐るべき見通しを語ったあと)、そして東方にはある集団
     が現れる。そうだ諸君。私が生まれた100年後(1989年)までに、そこ
     には永遠の未成年の集団が現れるのだ」


    「よろしい、では解説してやろうハンス。私が言った未来に現れる“永遠の未成年
     の集団”というのは、もちろん、死ぬまでおとなになりきれない人間たち、とい
     うことだ。そんなことは、きびしい正常な社会ではありえない。だからそうなる
     背景には甘やかされた異常な社会が当然ある。その中で、同じようにおとなにな
     りきれない親に、愛玩動物のように育てられるため、子供も成人しても真のおと
     なになれないのだ(後略)」   
              
                     ~ 前掲同書 ~


   「東方」とはズバリ、日本のことでありましょう。
   筆者は、当時人気だった中山美穂、河合その子、菊地桃子などアイドルを引き合いに出し
  ている。いや~、単にアイドルじゃなくて「おにゃん子クラブ」及び彼女らに熱狂する若者
  だといわなきゃ。それは一過性のことではなく、「AKB48」及びオタクたちまで連綿と
  つながり、今後も続いていくことだろう。 

    ヒトラーおそるべし!「AKB48」を見切っていた!? 
   
   これも「アジェンダ」だろうか?私にはそうは思えないのだが・・・・。
   魔性の予言者・ヒトラーのなせる業ではないのか。

   
   それでは本書のタイトル「1999年以後」から21世紀についてヒトラーがどう考えて
  いたか見てみよう。

    「わたしの予感では、それは私が生まれて100年目から今世紀末までに、つまり
     1989年4月から1999年までに、実現するはずだ。
     その時、たとえ表面はデモクラシーや社会主義の世であろうとも、実質はナチズ
     ムが支配していよう。デモクラシーの国も社会主義の国も、われわれナチスの兵
     器を競って使い、殺し合い、社会は私の望むとおり、強く支配する者と支配され
     る多数に分かれていよう。
     それは天変地異の期間でもある。1989年から99年または2000年までに
     人類は大自然から手ひどく復讐される。気候も二つに分かれ、激しい熱と激しい
     冷気、火と水、大洪水と大旱魃が代わる代わる地球を襲うだろう。
     だからその中から超人が現れる。もはや普通の人間ではそういう危機を制御でき
     ない。それに対応するため人類は超人が世界や気候を、人間や戦争を治めること
     になる。つまり天変地異の下に生きる多数者。それを支配する少数者。その陰で
     世界を操る超人グループ。これが、私の予知する2000年の世界である。
            (中略) 
     諸君にはわかならないだろうが、その時人類には真の究極の状況が起こっている。
     その時人類は ―― 少なくても、いま言っているような意味での人類は、2039年
     1月、地球からいなくなっているのだ」

                       ~  前掲同書  ~


   冷酷と高知能を誇るニーベルンゲン復讐騎士団の将校も最後のパラグラフに凍りつ
  いた。ヒトラーはざわめきを制して、この騎士団に続きを語る。

     それは諸君、何かの異変か大戦か災害のために、2039年、人類が残らず滅びる
     という意味ではない。
     たしかに、それまで多くの大難が続けて起きる。さっき言ったとおり、1989年
     から1999年まで、世界はつづけざまの天変地異と戦乱の中にあるだろう。
     そのために一部の恵まれた国を除き、多くの国が餓える。いくつかの国は崩れて
     燃え落ちる。毒気で息絶える街もある。2000年以後は、それがいっそうひどく
     なる。2014年にはヨーロッパの3分1とアメリカの3分の1が荒廃してしまう。
     アフリカと中東も完全に荒廃する。結局、いまの文明は砂漠しか残さない。
     しかし人類はそれでは滅びない。わがドイツの一部と米ソの中心分、日本や中国
     は深い傷を負いながらも生き残る。
     ただ諸君。それでも人類はいなくなるのだ。いまの意味での人類は、その時もう
     いない。なぜなら、人類は2039年1月、人類以外のものに“進化”するか、
     そうでなければ退化してしまっているからだ。」

                           ~ 前掲同書 ~
 

   ニーチェを奉じるナチスらしく「超人」出現を待望するということか。
   曰く、人類のごく少数は、その時、より高度な存在、神に近い存在になっているという。
   残りの大多数は一種の機械、ロボット生物になり下がる。ロボット生物も「超人」に
  従って生きていれば今より苦しみは少なくお気楽であろう。
   以下の数行はヒトラーとは何者であったか如実に物語るものだ。                    

    「(前略)戦争も気候も経済も、神人たちによって制御されてしまうので、ロボット
     生物たちは神人たちの認める程度で、多くのものを与えられる。
     食物と住居も、職業も娯楽も恋愛も教育も、時には思想させも与えられる。
     ただロボット生物たちは、与えられ、操られていることを意識できないようになる。
     自分の意識では、何もかも自分で選択して勝手に生きているのだと思う。
     しかし、実は神人たちがすべてを見通して、管理工場の家畜のように彼らを育て飼
     うことになるのだ。」 
 
                            ~  前掲同書  ~


   当ブログの継続的な読者ならもうおわかりだろう。
   表現こそ多少違うが、我々は同じような記述を何度見聞きしてきたことか。

    「シオン長老の議定書」~「NWO」~「ロックフエラーのマイクロチップ埋め込み」

   そもそも、神に近い存在、神人という思考自体、イルミナティーそのものです。
   ヒトラーはイルミナティー、若しくはその手下だったのだろう。
   彼らは自分たちのことを「オリンピアンズ」などと称している。   
   「管理工場の家畜」とはゴイム(ゴイ)のことだ。
   H・キッシンジャーは、「将来、一般人が我々に逆らうことは家畜が農夫に逆らうよう
  なものである」と述べている。彼の属するパパ・ブッシュ一派は、「警察国家」 ⇒ NWO
  の達成によって新しい「千年王国」の樹立を目論んでいるという。
   「戦争も気候も経済も、神人たちによって制御」―― これも注目に値する一文だが、
  すでに現実のものであります。
   
   ヒトラーの予言は続く。

    「こうして人類は、完全に二つに分かれる。天と地のように、二つに分かれた進化の
     方向を、それぞれ進みはじめる、一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく
     機械生物に近いものへ。
     これが2039年の人類だ。その先もずっと人類はこの状態をつづける。
     そしておそらく2089年から2999年にかけて、完全な神々と完全な機械生物
     だけの世界が出来上がる。
     地上には機械生物の群れが住み、神々がそれを宇宙から支配するようになるのだ」

                           ~  前掲同書  ~
 

   2039年というと、今から30年もないことから、我々にも大いに関係してくるわけ 
  であります。1989年、2039年はヒトラーが生まれてから100年とか150年だ
  から中途はんぱな年でありますが、それとは別にはんぱな年は気になります。

   「2014年にはヨーロッパの3分1とアメリカの3分の1が荒廃してしまう」
   
   何で2014年なのかよくわからないが、欧米での操作された異常気象、米国デフォルト、
  PIGSの危機に鑑みるにと、この一文は不気味なほどリアルです。

   彼らの「アジェンダ」どおりの世界となるのか、それとも100年、いや近代300年の
  大転換を経てその流れを阻止できるのか、今年か来年が山場だろう。

                                (了)



1999年以後
裏表紙の推薦文は菊地成孔氏の実兄で小説家
菊地秀行氏。





   
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