素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

生き証人としての私

   


 
   福島県南相馬市の農家が出荷した肉用牛11頭から国の暫定規制値(1キロ・グラム当
  たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことが問題となった。
   規制値より7.4~8.7倍の放射線量の牛肉も見つかったという。
   体外被ばくより体内被ばくが恐ろしいということは普く知れわたり神経質になる当然だ。

   「しかしチト待てよ」であります。
   ご存知方はご存知のように、約50年前、日本は今よりはるかに放射線量が高っ
  たのであります。
もちろん、核実験によるもので1962年には大気圏内と地下を合わせた
  核実験回数は史上最多の178回に達した。63年に部分的核実験条約が結ばれ実験回数
  は減少傾向をたどるが、80年代までは年平均50回、今日まで世界で2000回以上の核実
  験が行われてきた。60年代生まれの私としては大いに注目すべきことであります。
   今以上に放射能まみれだった頃、子供だったわけですから。
   
   週刊ポスト(7/22・29号)で、「50年前の日本は『放射能まみれ』だった」とい
  う特集が組まれていたので購読してみた。
   セシウム137について60年代から現在までの推定値及び実測値がリストアップされて
  いる。いくつか例示すると以下の通りであります。(単位はmSv/y)

           63年     2011年

     ○ 東京  1.69     1.31  

     ○ 秋田  3.36     0.24 
   
     ○ 茨城  0.56     5.41


   もっとも放射能まみれだったと推定される63年と現在を比べて東京はほぼ同程度、
  秋田は今の10倍以上、逆に茨城は今が63年の10倍弱だったようだ。
   単純に放射線量だけをいえば、自然放射線が現在でもブラジル、インド、中国の一部は
  世界平均(2.4mSv/y)の5~10倍の地域があるそうです。
   (この点は「朝生」でも指摘されていた)
   さらに、核実験によって「怖い、怖い」と囁かれている、ストロンチウム、プルトニウムも
  ばら撒かれているという。
   
   「体内被ばくは危ない」、「子供が心配」と神経使うのは当然ですが、

   生き証人がいるではないですか!私です、いや我々世代です。 

   以前も書いたように実感として、我々世代にガンが増えたとか、奇形児が多いとか、知能
  が低下したとか、そんな事例は見当たらない。これらについても週刊ポストはデータを駆使
  して実証している。

   「基準を超える牛肉を1回食べてからと言って健康に影響しない」という当局の見解は
  おそらく正しい。昔、日本も我が家も貧乏だったことから、牛肉を食する機会は少なかった
  が、放射能まみれの豚肉、鳥肉、野菜を我々世代はしこたま食べているハズであります。
   その累積体内被ばく量は、基準値の7~8倍なんてものじゃないハズであります。
   さらに乳児・子供の感度は大人の2~5倍とか言われますので、我々世代は当時の大人
  今日の老人の何十倍も放射能に影響されていると思われます。


福島第1 放射能拡散


   もちろん、外国で核実験やっているのと自国で原発事故が起きたのとは事態が大きく異な
  るわけで、厚労省にはしっかり食品検査してもらい、安全な食品を口にしたいものです。
   ただ本当にヤバイのは、この国で放射線汚染の濃い部分であって、各地でホットスポット
  があってもそんなに大騒ぎする必要はないような気がします。
   もちろん、私は科学者ではないし、科学者の間でも放射能に関しては「すごく危険
  派」と「そんなに危険じゃない派」に分かれるわけですから、断定はできません。

   ただ、「放射能、怖い、怖い」いたずらに騒ぐのはどうかと思うのです。

   私がヤバイと思っているのは、野菜や生肉よりも海産物であります。
   野菜は食物連鎖がありませんし、牛は草を食べるくらいの食物連鎖です。
   海産物はプランクトン、貝、小魚~大型魚まで食物連鎖されて放射性物質が濃縮されて
  いきます。
   カツオやマグロあたりが食物連鎖の頂点に近いのでしょうか?
   大自然の中で生活しているはずのイヌイットの女性の母乳の方が日本人女性のそれより
  ダイオキシン濃度が高いのです。なぜなら、彼女らは海の食物連鎖の頂点に近いアザラシ
  を食するからです。
  
   今年は、たいしたことなくても来年以降の海産物は気になります。
   どうやら、今も汚染水が福島第一原発から海に漏れているようですから。
   
   無関心はいけませんが、「怖い、怖い」とショックドクトリンにやられて、「安全な外
  国産の農水産物を買いましょう」となってしまったら、まんまと奴らの術中にはまること
  になります。



ケンカ対談
 「すごく危険派」と「そんなに危険じゃない派」の
 対決。 







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