素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

朝生「決断できない!日本外交」 VOL.3

 



◎ 尖閣に集約、そして尖閣から先へ

   議題は尖閣諸島問題に移っている。
   民主党・福山氏、自民党・山本氏は共に、日中間に領土問題はないと、孫崎発言の火消し
  に躍起になっている。
   尖閣を巡る中国の言動は明らかに横暴だが、彼らの戦略はもっと先を見ている。
   ご存知のように東シナ海と南シナ海を中国の内海とする第一列島線の中間くらいに尖閣
  諸島が位置している。それでもかの国は飽き足らず、グアム手前までの第二列島線を自ら
  の海としようとしている。
   それは遠い将来のことではなく、2020年をメドにしていると言う。
   第一列島線から第二列島線の間は、当然、日本の領海、排他的経済水域が横たわる。
   ここは沖ノ鳥島など海底資源が寝る海域であることから今後も火種は尽きないだろう。

   世界地図を南北逆転させたフリップが番組で取りあげられたが、これは中国から周辺諸
  国を見た視点だ。ちょっと視点を変えると、第二列島線はともかく第一列島線は理解でき
  なくもない。中国は広大な国土に比べて実に領海で狭い。中国からの見ると日本、韓国、
  台湾、フィリピンに封じ込められているように見える。
   中国にしろロシアにしろ国境線が長大な国は、外から見ると傲岸不遜であっても、
  彼ら自身は常に「封じ込められている」と思っていると、副島先生がどこかで述べ
  ていた。


   片や日本は国土は狭くとも領海と排他的経済水域の広さは世界第6位。
   ことの是非はともかく、この日本と中国のアンバランス故にいずれは紛争になるように
  思える。

   番組終盤で宋氏が述べているように、米軍が沖縄を守っているだけでなく、沖縄と日本
  の領海及び排他的経済水域で、グアムあたりに端的に現れているようにアメリカも中国か
  ら守られている。換言するなら、中国側見ると日米安保で中国の喉元近くまでアメリカが
  迫っていると彼らは感じている。

  中国は沖縄も中国のものと無理筋を主張するが、現実問題としては尖閣に日米中
  の関係が集約されていると考えられる。


   孫崎発言によると、米国はソ連と違い中国がソ共産主義を輸出するのではないことから
  米国と利害が合致する可能性も考慮している。
   これは由々しき事態で、日本の頭ごしに米中が手を結んでしまったら、中国が尖閣に上
  陸して実効支配してもアメリカは知らんぷりするだろう。

   日米中の関係を考える時、米中はお互いが全面核戦争したところまでシュミレーション
  している。その結果は米国は中国に勝てないというものだ。
   つまり、米中両国がガチンコでぶつかることはない。
   両国の“戦争”はサイバー攻撃とか気象兵器攻撃とかそんなところでしょう。
   あり得るのは米国が日本を中国と戦争させることだ。
   終戦後、米国が仲介し天然ガスや海底油田を中心に東シナ海の利権の一部を米国に割
  譲する。これらはつつみ隠すことなくジョセフ・ナイが述べていることだ。
   毎度のことだが、米国は実にあけすけだ。
   いつもビビッているのは日本のメディアだ。
 
   逆のケースはどうだろう。すなわち、日中が結託して米国と戦争とは言わないまでも
  かの国を排除することは可能か?今のところほとんど考えれられない。
   でも、世界銀行、IMFが解体、再編成されて中国を本拠地としたら、その方向へ
  少し傾くだろう。

   何でも非対称性は危険なのであります。

   アメリカにポチ(隷属)していれば安泰だという時代は間もなく終わる。
   その時、何が起こるか、ちょっと楽しみだ。

   番組終盤、そんな近未来を予感させる孫崎氏と手嶋氏のバトルが展開されることになる。

                             (つづく)







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