素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

マスゴミ交代18 「『 朝生 』 こそマスゴミ交代」 (後編)

   



   漠然と「転換」も必要だと言われても当事者にとっては不安なだけだ。
   どのように転換するのか、未来のビジョンをリーダーが示さなくてはならない。
   「未来のビジョンを示す」―― これは叫ばれてから久しいが、「3.11」後はいよいよ待っ
  たなしだと思う。新自由主義者( ≒ 地域主権論者)は、明確なビジョンがあるのだが、これ
  に反対の論客のビジョンは曖昧だ。このあたりの対立(松下未成熟系・村井宮城県知事 vs
  達増岩手県知事の対立)が水面下で繰り広げられているから、どうにもこうにも進捗しない
  と言ったら穿ちすぎか。

   過去のこととはいえ、「情報公開」の観点から上杉氏の発言はメモしておく価値がある。

    「(福島原発事故時)政府は知っていたが情報を隠ぺいした。
      福島県民は棄民とされた。」
   
    「(原発事故発災時)マスコミは逃げた。残っていたのは海外メディアと
      フリーランスだけ。」

    「メルトスルー前の前提に基づく工程表によって100度以下になったとしても
     意味がない。」

    「東電の会見場では、メルトスルー等について質問すると、
     『 そんな質問するんじゃない 』 と記者クラブマスコミが制した。 」

    「菅内閣が殺人罪で訴追されないのなぜか?どうして東電に警察が入らないのか?」

    「除染は全部はできない。避難民のうち戻れない地域もある。」

    「(福島原発)1号機は作業員が3回も冷却を止めたからメルトスルーした。」

  
     
   この他に上杉氏が汚染水を海に流した流した件について「日本は海洋テロ国家」と発言
  したら、田原氏が噛みついた。同様に作家・たくきよしみつ氏が脱原発推進発言をしたら、
  田原氏が「カネ儲けは悪いのか?企業は悪いのか?」とさらに毒づく。
   これに対しては山本太郎がだまっていなかった。
   「命がかかっているからですよ」

   ここでこの日の注目パネラー・山本太郎氏の発言をピックアップしよう。
    
    「(脱原発になっても)利権構造は続くんですよ。」

    「最終処理(の管理)に10万年かかるのに原発は安いですか?」

    「(CO2温暖化をテコに原発推進派が巻き返そうとして)核のゴミの問題は
      どうなるんですか?」

    「被災民は自ら除染しに行ってまた被ばくするんですよ。」 


   たくきよしみつ氏、上杉氏、山本氏、田原氏の一連の発言は、「朝生コード」における
  “ お約束 ”、残り時間1時間を切った時点での発言だ。
   何でそんなことが言えるかというと、たくき氏が「CO2温暖化インチキ説」を唱える
  と田原氏がふり、奈良林氏がフリップを出して、欧州が灼熱の異常気象だったと反論す
  る。これは国会質問同様事前に発言内容をパネラー、司会者に知らせてないと出来ない
  芸当だ。しかもヤバイ発言は最初ではなく最後の方にするのです。だから“ お約束 ”  
  なんです。昔だったら大島渚がこの役割を演じた。みんなが眠くなった頃あいを見計
  らって「バカヤロー」と一喝するのが“ お約束 ”。

   チト脱線したが、当日はほとんどの局面で

    田原 VS 上杉、山本、たくき

   という構造が挿入されていた。
   彼ら3人に反対する論客に司会者・田原氏がふるというならいざ知らず、自らしゃしゃ
  り出てきて、「そんなことはない!」と声を荒げ、あげくの果てに「あなたは人の言うこ
  と聞いていないな!」と恫喝するとはどういうことだ。
   こんな討論番組があるのは日本くらいではないか?
   今まで何度か目にしたが、この日は特に“ 違和感 ”を感じざるを得なかった。
   一見、新進気鋭の論客、少数意見を鷹揚に受け入れているように構えて、
  その実、それらをとるに足らない瑣末な論客、歪んだ見解として一ひねりする
  ことが目的と思われるほどだ。

  
   田原氏はリスペクトするところもあるので一刀両断に「マスゴミ」と言えないが、やは
  りどうしたって旧勢力に組み込まれたジャーナリストだ。77歳の老人がいつまでもジャ
  -ナリズムの前線で仕切っているのはどういうこっちゃ。

   ナベツネ、三宅、岸井、岩見、田崎ら前世紀の遺物が退場することが「マスゴミ交代」
  の具体的第一歩だとのべたが、これに田原氏も加わるだろう。
   「朝生」という深夜の討論番組の司会者が代わることが「マスゴミ交代」の実現その一
  であると思う。
   でも、だからと言ってETVの若手論客番組では、さらにこころもとないのであって、
  「やっぱりボクがやらなきゃだめだろ!」と田原氏がまたしゃしゃり出てきそうだ。
   
   やはり、このあたりに「マスゴミ交代」の現状、「座礁した日本」が如実に現れている。

                                       (了)


  PS.そうそう言い忘れた。
     たくき氏が原発に関して「お金を流せる人が仕切っている」とロス茶を
     匂わせる発言をした途端、「こりゃイカン」と田原氏が噛みつき出した
     ような気がする。

     





 
   


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