素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

「朝鮮半島」についてのお勉強 弐(中編)





 ◎ 「チャングムの誓い」と「従軍慰安婦問題」は表裏一体  

   話は変わって、いきなり大胆な仮説を言わせていただく。

    TVドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」と「従軍慰安婦問題」は一見、
    何の脈絡もないようで表裏一体の関係である。
 

   何のこっちゃ?という具合だろうが、まずは「チャングムの誓い」を検討していこう。
   と言うものの、私、ナナメに観たことはあってもまともに観たことないのであります。
   例によって「架空批評劇場」であります。
   要するに李氏朝鮮に仕える女宮廷料理人についての「運命のジェットコースター」ドラマで
  ありましょう。
   王朝史劇、母(オムニ)の教えの尊さ、友情、軽く復讐譚、権力闘争、女性のサクセスス
  トーリーとてんこ盛りの筋立てです。何でも韓国では視聴率50%越えたとか。
   女性主人公の「運命のジェットコースター」ドラマ、時に大ブレイクします。
   日本ではさっぱりですが、本国フランスではこれも凄い人気。

アンジェリク


   何のかんの言って、日本でいえば「大奥もの」じゃないのと勝手に思い込んでいたが、
  やはり当たらずも遠からずでして、このドラマが史実を大きく違うとの指摘がありますな。
   古田博司筑波大教授曰く、「朝鮮の李朝では、女子が宮中に出仕すると王様と疑似婚姻
  関係に入るので一生外に出られない」ので、「チャングム女史のように出たり入ったりは
  できない」とか。それって「大奥」と一緒じゃん。
   このドラマはともかく、韓流ドラマは鎧甲冑とか史実とあまりに違う点が少ないようで
  すな。
  
   このあたりに深入りするつもりはなく、強調しておきたいのは、このドラマ明確な
  政治的意図に基づく「刷り込みドラマ」だということです。

   李氏朝鮮で過酷な運命に耐え、主人公チャングムが成功するわけです。
   成功は誰に認めてもらうのでしょうか?李氏朝鮮の他なりません。
   つまり、一見、女性主人公の「運命のジェットコースター」史劇のようでも李氏
  朝鮮の正統性を補完し、韓国民に刷り込むことを目的としているのです。

   何もたかがTVドラマにそんなに目くじらたてなくても!
   いやいや、かの国は国家的文化政策を遂行しており、その一環で K-POP とかがあ
  るわけであります。韓国政府の意図をしっかり把握しなければいけません。
   それが何故、「従軍慰安婦問題」につながるのか?
   まあ待ってくだされ。李氏朝鮮の正統性を韓国民に刷り込んでも何が問題なのと思われ
  るかもしれないが、大いに問題ありなのです。
   金 完燮(キム・ワンソプ)氏に語ってもらいましょう。
   
    大方の韓国人は朝鮮王朝に心情的な帰属意識をもっているが、歴史を評価する
    ときには朝鮮王朝から一定の距離をおく必要がある。隠遁(いんとん)王国
    だった朝鮮は500年間、外部とは石垣を積んで隔てられたまま偏狭な儒教
    思想に浸りきってきたが、時代の変化とともに新しい勢力に統治者の座を譲り
    わたしたとみなければならなない。

            ~ 金 完燮 著 「親日派のための弁明」~
 

   この本ではいかに末期李氏朝鮮が腐っていたか、何度も指摘される。
   江戸末期、徳川幕府が弱体化していたことと大きく事情が異なります。
   日本では江戸時代、資本の原始的蓄積が行われ、寺子屋が普及していたことから町民
  でもある程度、知識を身につけることができました。特に江戸の識字率は70%を超え
  当時のロンドン、パリ(10~20%)をはるかに凌いでいます。
   さらに日本にはいくら困窮したとはいえ武士階級が厳然と存在しましたが、李氏朝鮮
  の場合、朝鮮版士大夫というべき「両班」(りゃんぱん)は、世俗と関わり合うのをよしと
  しない、一種の高等遊民のような存在になってしまったようです。
   日本でも明治はおろか現在でも「市民」と呼べる人は少数だと思いますが、朝鮮の場合
  部族社会からやや進んでも悪い意味で儒教思想にがんじがらめで日本よりはるかに
  「市民」から遠いと思われる。
   よって李氏が一番偉いのであって、これを打倒する「市民」と言っても極めて未成熟
  だったのではないか。

   
   21世紀現在から振り返るなら日本の「明治維新」も幕末維新の志士によって成し遂
  げられたというより、イルミナティーが彼ら志士を使って成就したとみるべきでしょう。
   (これをどうしても認められない幕末維新の志士信仰者が日本には大勢います)
   片や朝鮮の場合、イルミナティー(主に英国)の役割を日本がに担ったのです。
   でも、日本の場合、影に隠れて操るというより正面出て統治したのです。
   これらを認識しているか否かが「反日政策」と大きく関係します。
   「反日少年」から“ 転向 ”して反「反日教育派」になった金氏は断言する。
    
    私たちは国を奪われたのではなく、日本という、よりましな統治者を受け
    入れたのである。これは明きらかに進歩であり、朝鮮民衆の自然な選択だった。

             ~ 同書 P63 ~ 
 

   もうおわかりでしょう。
   韓国政府が「反日教育」をあたかも「歴史の真実」に基づいているするためには、李氏
  朝鮮の正統性を徹底的に国民に刷り込んでおく必要があります。韓国(朝鮮)は、自らの
  手で資本の原始的蓄積も可能だったし、近代化できたのだと韓国政府はあくまでも主張し  
  たいのです。自立して近代化可能だったのに日本が植民地にした、それが「史実」である
  国民に刷り込みたいのです。
   改めて日本は天皇制があってよかったと思います。
   仮に天皇制がなく徳川幕府だけだったら、幕末、日本は内戦となり、植民地となってい
  たでしょう。

   いくら日本が朝鮮の近代化に尽力しても、それは「植民地支配」の搾取が目的とする
  のが彼らのスタンスです。そのためには、一方で李氏朝鮮の正統性を補完し、一方で歴史
  を歪曲しても強力な「反日教育」を施す必要性があるのです。
   「従軍慰安婦問題」が「反日教育」、「反日感情」の賜物であることは論を待たない。
   補償して欲しければ、日本政府ではなく韓国政府に求めればいいのです。

   という訳で「チャングムの誓い」と「従軍慰安婦問題」は韓国(朝鮮)の正統性(正当性)を
  担保するために表裏一体の関係にあるのです。

                         (つづく)

 
 






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