素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

原発推進派保守を斬る! 後編

 


  
   「55年体制」は関係ないと彼らは言うかもしれません。
   それなら、いわゆる「冷戦構造崩壊」 と共に社会主義は敗北し、資本主義が圧勝したの
  ですか?最もストレートにそう考えるのが保守派のうち新自由主義者。中野センセはこれで  
  はありません。でも、やたら左翼を口にするあたり、やはり今だにこの二項対立的思考から
  抜け出せませんな、多くの保守と同じように。
   換言するなら、中野センセを始め多くの保守は「冷戦構造のインチキ」がわかって
  いないのだと思います。前回とも関連しますが、彼らは戦後を批判する自分自身が
  戦後を引きずり、今もって「21世紀が始まらない人達」であると結論づけられます。


   まあ~、学者の世界で陰謀論を口にしただけでお終いですから、私の言説は反則なので
  しょう。それなら彼らの範疇に戻ります。中野センセは反原発(≒ 左翼)としていますが、
  左翼の泰斗、吉本隆明氏先生は原発推進を唱えてます、これにはどう答えます。
   吉本先生、曰く

    「科学の進歩のため原発をやめてはいけない」

   この言説も私には「20世紀的」だと思えます。
   吉本先生は量子力学以降の科学を見ようとしないのです。
   量子力学の最高傑作が原発でしょう。
   でも、科学の進歩を望むなら量子力学の先へ行かないといけないのです。
   21世紀の科学は量子力学より先に求められると思います。
   量子力学に拘泥している限り科学の進歩はないでしょう。
   量子力学の先はブックマター、暗黒物質の世界であり、それは常温核融合とつながる
  と思います。(「スマートシティー」を始めとする自然エネルギーに期待していない
  点は私も中野氏と同じです。)

   常温融合など出来るはずがない。
   量子力学など20世紀的科学パラダイムに拘泥している人はそういいます。
   ホントにそうですか?
   もう一度おさらいしましょう。まずは原発開発から。

    【世界】

     ○ 放射線の発見(レントゲンがX線発見)   1895年

     ○ 原子核分裂の発見(オットーハーン)   1938年

     ○ 原爆製造に成功(マンハッタン計画)    1945年

     ○ 世界初の原子力発電(米国 EBR-1)  1951年


     【日本】

     ○ 原子力研究予算 堤出              1954年 

     ○ 原子力基本法                   1955年

     ○ 原子力委員会 設立(委員長 正力松太郎) 1955年

     ○ 原子力研究所 設立               1956年

     ○ 東海村で日本初の原子力発電       1963年         


   原発というより米国の国策として原爆の開発が推進され、放射線発見から56年、
  原子核分裂の発見から13年で原子力発電が稼働している。
   戦争は何もいいことがないかのようで、科学技術は爆発的に進歩します。
   核分裂の発見からわずか7年で原爆を作っているのです。
   要するに国策としてしゃかりきになって取り組めばたいしたことができるということ
  です。さらに、18世紀、19世紀に対して20世紀は、科学の進歩の加速度が違う
  ようです。   

  
   次に常温核融合をみてみましょう。

    ○ 常温で核融合に成功(M・フライシュマンとS・ポンズ) 1989年

    ○ 荒田方式成功(荒田吉明大阪大学名誉教授)     2002年
    
    ○ 荒田方式公開実験成功                   2008年


   原子力になぞらえて、1989年を放射線の発見とすれば、2040年代、2008年
  荒田方式の成功を核分裂の発見とすれば、2020年代に商業ベースで実用化されても
  不思議ではありません。もっとも、これは国策としてしゃかりきに取り組んだ場合であり
  ます。(ビルダーバーガーのジャック・アタリ曰くのように「常温核融合実現が22世紀と
  するなら、18・19世紀の蒸気機関より進歩の速度が遅いということになります。
  そんなことはないでしょう)
 
                   ~ 「ラララ科学の子」 ~


   私の原発に関するスタンスは簡単です。
   要するに「20世紀の科学」であり古いので、さっさと止めて「21世紀の科学」
  たる常温核融合を始めたらいいと考えます。

   吉本先生と全く逆で原発に撞着(どうちゃく)すると科学の進歩を遅らせてしまいます。
   もちろん、エネルギーは権力構造そのものですからそんなにたやすくありません。
   だからこそ、「100年に1度の大転換」のこの時期に脱原発に舵を切らないと、
  また1世紀、科学は遅れてしまいます。


   「3.11」及び「フクシマ」でこんなに酷い思いしたのですから、日本が「原発は
  イヤだ、原発止めます」と宣言して、世界中で反対するのはこれらエネルギーを牛耳って
  いる権力者だけです。
   むしろ、世界中が日本に拍手喝采し称賛するでしょう。
   
   これこそ「3.11」の犠牲者のための弔い合戦だと私は考えます。

                                  (了)






 
スポンサーサイト

環境・エネルギー | コメント:0 |
<<「2012年」 3月半ばを過ぎて  | ホーム | 原発推進派保守を斬る! 中編>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |