素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ハマコー死す

   



   「ハマコー」こと浜田幸一氏が逝去された。

    「政界の暴れん坊」と呼ばれ、「ハマコー」の愛称で親しまれた元自民党衆院議員
    の浜田幸一氏が5日午前、千葉県富津市の自宅で死去したことが分かった。83歳。
    死因や通夜、葬儀・告別式の日程は不明。

                        ~ MSN 産経ニュース ~


   何かと物議を醸しだす人物だったが、政治生命が終わらなかったのは田中角栄に可愛が
  られたこと、及び自民党の暗部を知り尽くしていたからではないかな。

   私はこの前の統一地方選挙でハマコー先生の演説を生で聞いた。
   これが最後の演説かもしれんから一目見ておこうという好奇心からだった。
   まだブログをやる前でレポートとして友人・知人にメールに添付して送った。
   題して「ハマコー吼える!ん!?」から自己引用します。

     会場に近づくと、既に聴衆は公園全体にひろがり、慎太郎の時の3~4倍くらいで
     あった。ハマコー先生はマイクを握ると壇上には上がらず、上手から下手までのっし
     のっし歩きながら、演説を始めた。
     「私、今回の選挙はそもそも争点が間違っていると思います。やれ、年金だ格差だ
     といっておりますが、そういう問題は自民も民主も議題にするんですが、なんで
     国際平和、外交、国防について彼らは議論せんのです。
     いいですか!テポドン・ノドン、約110発が発射から8分で着弾する、そういう
     国に住んでいるこの現実に目を向けないんですか?」とここまで血管ぶちぎれ
     そうな大声で一気にまくし立てる。慎太郎らと結成した「青嵐会」当時のハマコー
     を彷彿させるど迫力だ。さらにハマコー先生は続ける。
     「世界には2ドル以下で生活している人が10億人以上いるんです。いいですか2ド
     ルって240円ですよ、おかあさん!そういう人々に手を差し伸べることこそ日本に
     使命じゃないですか!『美しい国』よりも『世界に奉仕する国』これこそ日本の道
     じゃないかと私は思っております」
     テロの温床になる貧困をなくすことが国際平和につながるといいたいんでしょう。

            (中略)

     ここまでは絶好調のハマコー先生だったが、最前列の酔っ払いが先生にからん
     できた。
     「あ~、そんなことわかってらい!講演のじゃますんな!」
     「やるのかコノヤロー」
     再び「青嵐会」、いやヤクザのハマコー先生に逆戻り。一瞬、不穏な空気が
     流れる。

     しかし、そこは先生、気を取り直して、ついでに声まで裏返って続けた。
     「やるやるいっても男はやらんのです。お嬢さん、お母さん、お婆ちゃん
      今日帰ったら、30人、30人ですよ、電話してください。」

     田中角栄のご寵愛をうけ、児玉誉士夫、小佐野賢二、笹川良一といった日本の
     黒幕を悉く後援者とした、天下無敵のハマコー先生はどこへいってしまったん
     でしょう、あ~あ。

     「私も今年で79歳、これが最後の選挙応援になるかもしれません・・・。」
     「人にお願いする時は高いところからはできません」といって、おもむろに跪く。
     でるか、でるか、でた~、土下座攻撃。

     候補者共々ひれ伏して、
     「ど~かこの男を、ど~かこの男を皆さんの手で国政に、参議院に送り出して
      やって下さい。伏して、伏してお願いいたします」

          (中略)

     来年あたりポックリ逝っちゃって、本当にこれが最後の選挙応援になるかも
     しれない。善しにつけ悪しきつけ、こんな政治家はもう現れないだろう。
 
    
    噂には聞いていたハマコー先生の土下座攻撃を見れて出かけた甲斐があった。
    ハマコー先生の功績としてはアクアライン共に本人曰く「千葉に京葉工業地帯を
   引っ張ってきたこと」であります。(どこまで関与したかは定かではない。)
    その威光ゆえか、結構、無理が通ったと思う。
    県内には「ハマコー指定道路」がいくつかあります。
    建築基準法上の道路でないと形態が道路でも適法に建物の建築困難であります。
    ところが建築基準法上道路でなくてもハマコー先生が「道路だ」と指定すると「道路」
   になっちゃう。
    そんなのアリか!?コンプラにかんじがらめの今日の風潮からすれば理解不能なこと
   であります。昔は建築基準法の道路でなくても建物が建っているところは散見される。
    つまり、ハマコー先生だけではないということ。
    それも政治家の力量の見なされた牧歌的な時代。
   
    そんな時代を生きた政治家、ハマコー先生は今や完全に時代とズレてしまったのか?
    日本では口利きはイカンということになっているが、アメリカのロビー活動とは口利き
   の変形ではないのかな?日本は土建国家だが、アメリカは軍産複合国家。
    オスプレイ開発が雇用を生むとすれば、当該地域の政治家は欠陥が多かろうとオスプ
   レイ開発を推進する。

    自らを「悪党党首」といって憚らないハマコー先生は本当の悪党でないと思う。
    彼はハマコー流の国士だったのだろう。
    本物の悪党はキレイなこと言って平気で二枚舌を使い分けのうのうと生き残っている。
    
    何はともあれ一時代を築いた政治家、ハマコー先生に合掌。 
  





 
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