素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

説得力があるようで空虚な言葉 ぺらぺらのようでしみる言葉 (後編)

   



   現実の政治で尖閣問題を「どうでもよい」と言ったら言語道断だ。
   しかし、文学の世界では尖閣を巡って日中戦争勃発から問題解決までの想像力の振り幅
  があります。その振り幅からすれば現実の政治はあまりにダイナミズムに欠け矮小です。
   政治に文学を持ち出すなと直角・保守は言うのでしょう。
   私も基本的にはそのスタンスに同調するものであります。
   今回だけは逆であります。

   自民党でこの問題の第一人者の一人、イシバ氏がクソリアリズムの大芝居やっても、最
  善の策が30数年前に鄧小平と妥協した際の「知恵のある後代に先送り」から一歩も出な
  いのですから、「どうでもいい」( ⇒ ナンセンセンス)と言わざるを得ないのです。
   文学者の省略と韜晦(とうかい)がわからない直角・保守のために補足するなら、尖閣問
  題は重要だが、今の政治家の知恵は「どうでもいい」と斬って捨てられるほどお粗末だ。
   これを最高・最善の策の如く主張するなら、笑止千万だということです。
   
   さらに現政権批判も結構ですが、解決の知恵ではなく「領土問題化」する“ 悪知恵 ”
  を中国は働らせているのに対して日本(自民)は何ら知恵がなかったと猛省を促されるべき
  だろう。


   前回の補足はこれくらいして本論に戻ります。
   こじれた問題は原点に返るしかないのです。
   尖閣の海底資源(油田)が明らかになってから、中国は目の色変えたのでした。
   だったら中国にも少し分けてやればいいんじゃないか。
   どうせこのままでは日本は尖閣の油田を掘れない。
   繰り返すが、日中尖閣海底油田共同開発じゃダメか?
   油田は分けてやるから、今までも今後も領土問題はなしではイカンのか?
   尖閣は日本の領土でも海底油田は必ずしも日本側にあるとは限らないだろう。

   もちろん、これが難題であることは承知している。
   そんなことアメリカが許さない、尖閣の海底油田はコストがかかり過ぎて採算に
  合わない。
   日本が資源(石油)持ったら、田中角栄の二の舞になると政治家はビビッている
  じゃないか。でも、オーランチオキトリウム、ボトリオコッカスで石油、重油をつくる
  んでしょ、日本は。日本だけでなく海外でも藻(も)から油を精製し商業化すべき
  進めている。それにコバルトリッチクラスト他海洋資源も7~8年で商業ベースに乗せる
  んじゃないですか。政治家はビビッている場合じゃない。
   多くの人が教科書で教わった「日本は資源がない」は大ウソ。
   
   いずれにせよ、日本は資源国になるのです。
   
   だったら自国の油田掘ってもいいんじゃないのか!
   尖閣の油田は高コストで採算に合わない?
   でも、、1バレル = 200ドルくらいの原油高になったら、同様に高コストと言われる
  アメリカのバッケン油田が開くんじゃないの?これくらいのコストでも尖閣の海底油田は
  採算に合わない?そんなに絶望的に高コストなら中国はかくも尖閣に執着しない。
   
   だいたい、もっと中国人を知らないといけない。
   パクリ天国でどうしようもないとも言えるが、彼らは「良いもの、価値あるものはみんな
  のもの」と考えるらしい。だから、日本列島より中国に近い油田を日本人に一人占めにさ
  せてなるものかと考えている。
   また、彼らは凄くゲンキンに出来ていると思う。
   70年代、米中が接近する際、H・キッシンジャーは周 恩来に中国国境付近に向けられ
  た旧・ソ連のミサイル基地のGPS写真を見せたら、「コロッ」と態度を変えて握手と求め
  てきたと言われている。こんなゲンキンな中国人に対して海底油田共同開発しようと差し向
  けたら、豹変しないとは言い切れない。 

   陰りを見せ始めたとはいえ現在の経済状況の中国ではこれらは無理な相談だろう。
   中国経済、中共が窮地に陥った時こそ、この提言が効く。いや、この時しかチャン
  スはないと私は考える。

   経済は独裁国家の必殺ワザ、粉飾で乗り切れるかもしれない。
   でも、習 近平も危惧するように中共の寿命はそんなに長くない。
   中国の近未来について、H・キッシンジャーはかく語りき。

    「経済的地位を得た人々が政治参加を求めなかったことは歴史上ない」

   確かに彼はロクでもない奴だが、頭脳明晰であることには違いない。
   これは箴言めいた一般論のようで、アメリカは中国がこの時を向かるのを待っている
  と宣言しているに等しい。翻って日本はこの決定的な時、中国に何が仕掛けられるのか?
   「粘り強く対処して先送りするしかない」とほざいている政治家は全く期待できない。
   大転換期に即したダイナミズムがなさ過ぎるのだ。日米同盟強化いや対米隷属だけじゃ
  「知恵」がなさ過ぎるぜ。
   この決定的な時に中国に何を仕掛けるか今から仕込んでおかないといけない。

   やはり「20世紀」から抜け出せない政治家には退場してもらうしかない。    
   
                                (つづく)







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