素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

コンプライアンスの時代に「義理と人情」を考える  前編



   
   前回、NWOに端を発する「法の支配」(いや権力の濫用)に拮抗し得るのは、つまるところ
  「日本人の心性」ではないかと述べました。
   そうは言っても・・・であります。
   今回はこの「・・・」についてです。

   ビジネスの世界、企業法務、日々の営業活動において「日本人の心性」など何の役にもた
  たず、そんなこと言っている人はオミットされる。
   確かにそのとおりなのだが、コンプライアンス絡みでレ点チェック書類ばかりふえて民間
  企業の仕事がお役所仕事化している一面は否めないだろう。
   一時、もてはやされた「成果主義」が逆効果だったことが多かったように「コンプラインス」
  は実に厄介な存在だ。(イザと言う時、有効なのはもちろんだが、イザという時はそうそうな
  いものだ。)

   少し前になるが、私は都内で駐禁の切符きられてしまった。
   しばらくすると警察から書類が届いたのだが、真面目に読むと何やらとても手続きが煩
  雑になるように思えた。どうも要領を得ないので、文末の連絡先電話して聞いてみたが、
  例によってオペレーターには通じず、「〇〇の人は1、△△の人は2・・・」とアナウンス
  のあとも同様に「1、2、3・・・」押して、その先も同様だった。
   要するに都内の警察署に行けばいいのだろという結論に至り、駅から近いということで赤
  坂警察署に出向くことにした。予め電話してから赴いたのだが、最初に電話で話したおば
  ちゃん婦警がすぐ私と気づき担当の若い婦警に的確に連絡した。
   若い婦警のすばやい対応、明確な説明、簡略にして的確な事務処理、すべてが完璧だっ
  た。
   日頃、いろんな営業マンに接するのだが、少なく見て彼らの半分以上の対応は彼女ら婦
  警以下の対応しか出来ていない。
   警察だって広く言えばお役所なわけだが、何でも民間が良くてお役所がダメという認識は
  間違いだと痛感させられらた。
   赤坂署は場所柄、政治家、財界人、芸能人など口うるさい人々と接しなければならないこ
  とから教育が行き届いているのだろう。
   でも、そればかりではあるまい。
   警察は何たって「現場主義」だし、時に法律スレスレのことしないと犯人逮捕できない。
   コンプラインスなどと言っているヒマはない。
   そうは言っても軽微などうでもいいものほど、やたら抗弁する人もいるだろうから、私が
  受け取ったような書類が必要なのだ。(この書類が民間企業でいうコンプラの書類だ)
   今さらながらコンプラの書類はもっと簡略できないものかと思うのです。

   「そうは言っても企業法務は・・・」と思われるでしょうが、それは後述するとして、別
  の角度からコンプラについて述べましょう。
   不動産屋の私は、どうしてももめごとに関与することが少なくない。
   いきなり訴訟はなく調停になることが多いのだが、その前のもめごとがさらに多い。
   マクロな「尖閣領土問題」からみれば砂粒のように超ミクロな領土問題が境界査定だ。

   「塀の真ん中だ、いや外面(そとづら)だ」、「そもそも隣地が張り出している」
   「それはかくかくしかじかで・・・」等々、双方譲らない。
   あくまでも現況優先でないといけいないのだが、10年、20年と先代からの因縁話にな
  るといよいよ収集つかなくなる。
   これは単純な方なのであって借地権が絡んでくるとさらに厄介だ。
   四角四面に法律どおりやって必ず解決するかといってそうとも限らない。  
   法律云々より双方が納得すればそれにこしたことはない。そこには法律(形式合理主義)
  ばかりではなく情理というものが働く。
   情の理(ことわり)、ひらたく言えば「人情」のことだ。
   そんなものは前近代的だ、法令順守だと合理主義を貫いたら決まるものも決まらない。
   諸外国はどうだか知らんが日本とはそういう国だ。
   企業は法人であって人間ではないから「人情」なんて関係ない?
   でも、法人を構成するのは人間であります。
   それに何かともめれば時間もコストも無駄だ。これは人情ではなく合理的判断。
   だからこそ書類整えて不測の事態に備えるのがコンプラだ。確かにそのとおりかもしれ
  ないが、そもそも信頼関係があればそんなものはいらない。いやそれが怪しいから・・・
  とキリがない。
   いあ~、困りましたね~。

                 (つづく)


  



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