素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

「 宇宙的ナンセンスの時代 」を超えて 後編



   
  「宇宙的ナンセンス」初版が上梓される少し前、すなわち80年代前半から人々はあたかも
  来るべき「宇宙的ナンセンスの時代」を生き抜く処世術のごとく「生活」とか「日常」(身近)
  なものを尊重するようになる。
   当時の人々は来るべき事態を知る由もなく、別の理由からそのようなスタンスを常態化し
  つつあったのだ。
   別の理由とは何か?
   それはもちろん「大きな物語の喪失」に他ならない。
   「大きな物語の喪失」の反射として人々は「生活」や「日常」に価値を見出し現在に至って
  いる。その後、世の中大きく変わったようで実は価値観は何ら変わっていないと思う。
  
   「大きな物語の喪失」の横顔は「お笑い」だった。
   すなわち、「大きな物語」を笑い飛ばすことが「お笑い」だった。
   保守とは「理想郷の至福より現在の笑いを好むこと」と言われるが、お笑ブームのこの
  頃、新しい「保守」がゆっくりと起き上がってきたのは偶然ではあるまい。
   因みに、私が当ブログに書かれていることのほんのサワリでも述べようものなら、友人・知
  人からまず「笑い」が沸き起こる。この「笑い」には、「生活」と「日常」と「実務」にどっぷり
  はまった人々の「拒絶」が伴っていることは言うまでもない。 

   「大きな物語の喪失」の横顔が左右それぞれ「お笑い」、「生活、日常」だとすると、後
  姿は「宇宙的ナンセンス」であります。普通、自分の後姿はなかなか見れないものだが、
  この後姿「宇宙的ナンセンス」を見てしまった人々は「最も消極的なニヒリズム」に陥る。
   この状況は四半世紀を過ぎてより顕著になったことを見落としてはならない。
   「いや、私はそんなもの関係ない。バリバリ仕事して家庭も円満で充実している。」
   だから、そんなニヒリズムにも無縁だど豪語する人だって「最も消極的なニヒリズム」の
  住人なのだ。
   このニヒリズムから現代人は逃れられない。
   それはどんなに若くて健康体でも日々、ガン細胞が生まれていることに通じる。
   当面の間、このニヒリズムと無縁のようであっても日々、極わずかでもガン細胞のように
  増殖し、知らない間に全身に「最も消極的なニヒリズム」というガン細胞が蔓延する。
   この事態を回避する唯一の方法はこのニヒリズムを認知し、いわば「キラーT細胞」を
  活性化させるが如く闘うことだけだ。
   (そういえば、理研が i p s 細胞から「T細胞」を増殖させる技術を開発したね)

   私はこの「キラーT細胞」を活性化する一助として当ブログを書いている。
   

   「大きな物語」がないだって!そんなことはないぞ!と思われる方もおられる
  だろう。そのとおりであって、世界は大転換の渦中にある。
   当ブログ読者はそう認識されていると思われる。
   でも、身の回りを見渡せば、ダラダラと「20世紀」が続いている人の方が圧倒的に多い
  のも事実だ。もちろん、彼らは彼らなりに「21世紀」を生きているつもりなのだろうが、
  「大きな物語」を放棄し、「生活」、「日常」に埋没している様は、結局、「大きな物語」
  が崩壊した20世紀後半の延長を生きているだけにしか思えない。

   繰り返すが21世紀現在、「大きな物語」は確実に進行している。
   それが、我々の望むものなのか、望まざるものなのか、いよいよはっきりして
  くるのが今年だと考えております。


   「宇宙的ナンセンス」を自覚してしまうほど現実と乖離してしまうと人はとかくスピリ
  チュアルにはまりがちだ。身近にもそんな人がいるし、私も全否定はしない。
   でも、結局は国(官僚)が依って立つ法律を作り変えられる人々、すなわち政治家に
  仕事してもらわない限り世の中は変わらない。
   いくら期待外れで裏切られようと政治が変わらなければ現実は変わらないと考える。
   
   「宇宙的ナンセンス」が過去のものとなるような世界、すなわち我々が望む世界に
  世の中が転換していく「大きな物語」を後押しするものは、地域主権が叫ばれる昨今、
  案外、地方政治ではないか。これなら我々の手でも何とかなるだろう。
   (もっとも、これも「不正選挙」だったらどうにもならないが)
   
   世界、日本も重要だが、今年は地域にもっと目を向けていこうと思うのであります。

                               (了) 
   
   




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