素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

TPP導入後は映画 「 カイジ 」 の世界に通じる!? 前編


   
   TPPについてわかっているようで実はよくわからない。 
   概略については我々も承知していて「NO!」と態度を表明しているのだが、実務レベルの
  ことになるとどうも覚束ない。
   我々のみならず政治家、官僚いや米国の議員すらよくわからないようだ。
   TPPを管轄する上院通商小委員会の委員長・ロン・ワイデン上院議員すら不案内で
  TPPの情報が入らないから、それを閲覧するための法律を提出したと伝えられる。
   この点に関してダンディー・ハリマオ氏は快刀乱麻に語っている。
   
    「アメリカの1%」と「アメリカ全体」を分けて考えないと、TPPの正体はつかむ
     ことができない。

          (中略)    

    この「1%の人たち」が、アメリカ議会に「1%のために働く」議員たちを送り込
    んだり、法案を強引に通そうとしたりしている人たち。

    彼らはアメリカに寄生している“特殊な結束”を持ったエリートたちで、もともと
    国境という概念を持っていない新自由主義を本尊と崇める人たちなのです。

    当ブログでは、この1%の人たちのことを「グローバリスト(グローバル主義者)」
    と呼び、グローバリストの中の最上層部にいる人たちのことを、「グローバル・エ
    リート(世界政府主義者)」と言ってきました。

                   ~  カレイドスコープ ~
  

   TPPが実現されたらどうなるかと言うと
    
    その企業が、(進出先の国の)政府の規制を免れる世界的特権を有する大企業
    階級が生まれることになる。



   これをジャック・アタリ的に換言すると、新自由主義をはるかに超える「 超帝国 」の構成
  メンバーがグローバル・エリートのことだ。
   この点、私は過去何度も当ブログでふれてきた。
   さて、その時、我々の生活はどうなるのだろうか?

   私は映画 「 カイジ 」 にその一端が伺えるのではないかと思うのです。
   いくら綺麗ごと言っても、新自由主義者の言う「 競争 」 とはこの映画に描かれる倫理も
  へったくれもない苛烈で情け容赦ないものだと思っておりましたし、「日本維新の会」支持  
  者に代表される人々は、本作の 「 競争 」にリアリティーとシンパシーを感じているのでは
  ないかと漠然と考えています。

   ご覧になられた方には今さらですが、借金づけでどうしようもない「 負け組 」の主人公
  伊藤開司(藤原竜也)が「人生逆転ゲーム」に参加すべく客船「エスポワール 」に乗船する
  ところから映画はドライブします。この客船に集められた人々は見事なまでの 「 負け組 」
  オーラを発しています。公開時にコピーがふっています。
 
   「ようこそ クズの皆様」「考えろ、裏をかけ。そして未来を手に入れろ。」

 
   船上で繰り広げられる「限定じゃんけん」に負けた「さらなる負け組」は地下帝国での重労
  働が課せられ、飲食しか愉しみがない世界で割高な酒類を買わされさらに搾取されます。   
   デッド・エンド、どうしようもない人々が一発逆転の「人生逆転ゲーム」に参加するものの
  さらなる地獄がぽっかりと口をあけて待っている寸法だ。
   地下帝国から脱出するにはブレイブ・メン・ロード橋 ―― ビルとビルをつなぐ平均台ほど
  の幅の電流仕掛けの鉄骨渡り―― をしなければならず、失敗すれば死があるのみです。
   「維新、維新」と声高に叫んで支持を表明するかの政党の支持者が私にはこの「人生逆転
  ゲーム」に参加したがる登場人物に見えてしまいます。
   現実的には一発逆転するには既存勢力、既存利権がじゃまでしょうし、それこそ「ゲーム」
  のように鮮やかに勝ち抜くためには新たな「スキーム」が必要だろう。
   新たな「スキーム」を彼らは「改革」と言ったりします。
   でも、それって「限定じゃんけん」や「ブレイブ・メン・ロード橋」だったりしませんか?
   この映画で描かれるよりはるかにオブラートに包まれているのでわかりずらいだけです。

   それに「維新、維新」と彼らが攻撃する既存勢力とは彼らの本当の敵ではありま
  せん。

   本当の既存勢力、もしくは「本当の勝ち組」とは、この映画の「ブレイブ・メン・ロード橋」
  で人々が転落死する様を食事を愉しみながら哄笑と共に眺めている人々です。
   彼らは「維新」が実現してもしっかりと利権と地位を保証されているのです。
   「維新」を叫んで「人生逆転ゲーム」に参加した人々が本当は彼らの庇護者かもしれない
  表面上の既存勢力をせん滅してくれることから「維新」によって逆に焼け太りする人々なの
  です。日本にそんな人々がどれくらいいるでしょうか?
   ほんの一握り、1%未満でしょう。
   1%というと、「 99% VS 1% 」 という米国のデモを想起させます。
   ここでいう1%とはTPPを推進したい米国のグローバル・エリートを指します。
   日本の1%未満の多くは米国の下僕として売国することによってしぶとく生き延びる
  でしょう。

   我々99%は、地下帝国で重労働を課せられる人々か、「ブレイブ・メン・ロード橋」
  を歩かされる人々、良くて「テイアイ」の社員です。
   いや、そんなことはないぞ!俺は外資企業で高給取っていると言ったところで「テイアイ」
  の社員・利根川(香川照之)が失敗して「地下帝国」行きになったように危うい存在であり
  ます。
   昨今、外資金融機関ではリストラの嵐が吹き荒れているそうじゃないですか。

   そんなの考え過ぎだよ!お前(私)の思い違いだよ!
   これは単なる限界状況における「コンゲーム」(だまし合い〉映画、エンテーテイメント
  だよ。そう思われる方も少なからずおられるでしょう。

   果たして本当にそうでしょうか?

                  (つづく)






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