素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

隠しても隠しきれない戦時の大地震

   



   23日、テレ朝、「スーパーJチャンネル」で太平洋戦争末期の封印された2つの大地震に
  ついて報道された。
   過去の大地震から将来の大地震を占うシリーズの第3弾だという。
   戦時の大地震とは次の2つ。

    〇 昭和東南海大地震 M7.9
      (昭和19年12月7日 死者4000人超)

    〇 三河大地震      M6.8
      (昭和20年1月13日 死者3000人程度)
     
   二つの大地震共に関係者にはかん口令が敷かれ軍事機密とされ、新聞では小さなベタ
  記事扱い、若しくは無視された。   
   昭和東南海地震は9mの津波が襲い、三河大地震は2.8kmにわたり亀裂が大地に
  走った。
   当時を知る高齢者の証言で番組は構成される。
   近衛兵として東京に赴任していた元軍人は、東京でもかなりの揺れを感知した昭和東南
  海大地震を危惧して郷里に帰り三河大地震を20枚の写真に収めた。
   朝日新聞上がりの元軍人も新聞社に取り上げるように進言したが却下された。
   大本営はこのふたつの大地震を情報遮断して軍事機密とした。
   その理由は、① 大地震によって国民が戦意喪失しないようにするため、② 連合軍に大
  地震被災の事実を知られまいとしためであった。

   昭和東南海大地震で中島飛行機半田製作所は壊滅してしまった。
   ② の理由により工場勤務の学徒にはかん口令が敷かれた。
   半田工場勤務だった俳優・土屋嘉男氏は語る。
    
    「地震のことを語ると国賊と言われた」

   三河大地震についてTVで取り上げられるのははじめてかもしれないが、昭和東南海大
  地震については今回を含めて最低3度取り上げられている。
   過去の放送とはNHK「シリーズ 証言記録 市民たちの戦争」とTBSの「R30」
  であります。「シリーズ 証言記録 市民たちの戦争」については当ブログでも過去記事
  「明らかにされる戦時情報統制と隠ぺい体質(後編)」で取り上げた。

    昭和19年12月7日、東南海地震(M7.9)が起こったにもかかわらず、
    軍部はこれを隠ぺいした。これについては「シリーズ 証言記録 市民たちの戦争」
    の動画がある。

    東海地方を襲ったこの大地震で、軍事工場・中島飛行機半田製作所が壊滅状態に
    なった。勤労奉仕していた学生たちにはかん口令が敷かれ、新聞は小さなベタ記事
    扱いで地震があったとだけ報道した。軍部がなぜ隠ぺいしたかについて、軍事工場
    の被害を敵に知られないためと番組では説明される。この程度の隠ぺいは戦時中
    いくらでもあったハズで、たいしたことないとも思える。それでは、この番組を
    制作した意図はどこに?
    土屋嘉男氏の証言をカットせずに収録したあたりに、番組ディレクターの意図を
    汲んでもらいたい。

     「地震の次は何をお見舞いしましょうか?」

    と書かれてビラがB29から落ちてきたというのだ。



   「R30」はこれを放送してから2週間後に突然、番組が打ち切りになってしまった。  
   なぜだろうか?
   
   「スーパーJチャネル」では今後30年、70~80%の確率で起こり得る東南海大地震の
  根拠としてこの番組を作った。
   でも、「シリーズ 証言記録 市民たちの戦争」同様、土屋嘉男氏に語らせていた。

    「地震の次は何をお見舞いしましょうか?」 
    (米国の情報公開で彼らが東南海大地震も大津波も承知していた旨、報道された後
     土屋氏の証言となっている)
   
   TVではこれがギリギリ。
   だから、今回の番組では大きく地震計の針が振り切れていたとナレーションされが、
  波形は「チラっ」と見せるだけで判然としなかった。
   「シリーズ 証言記録 市民たちの戦争」ではここもはっきりと見せている。
   これです。

 東南海地震(M7.9)
  最初から大きく地震計が振り切れている。自然地震では“最初から”振り切れることはない。


   御存じの方は今さらだが、念のため付言すると戦中、戦後、核による人工地震は真剣に
  研究されていた。


朝日 人工地震1

朝日 人工地震2


   これについてTVで放送されるはまだ先のことだろう。
   でも、これら戦時の大地震は隠して隠しても隠しきれないことです。

   今はネットで騒がれる程度だが、やがて多くの人が知ることになるだろう。








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