素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

東北復興の遅れに見える影

   



   「3.11」から2年を経過した。
   遅ればせながらこの大震災で亡くなれた方のご冥福をお祈りします。
   今だに辛苦をなめている方々には何ともかける言葉が見つからない。
   当ブログは一応、政治ブログであるからして“ 心の問題 ”は他に譲るとして現実に起きて
  いることから考察することにする。

   東北復興の遅れは目にあまるものがあり、すぐ思いつくだけでも

    人手不足、すなわち人件費高騰のため入札不調による事業執行の遅れ、
    凍りついたままの基幹産業、がんじがらめの規制、土地区画整理事業の遅滞、
    復興庁の力不足(縦割り行政の弊害)、防潮提建設に起因する周辺土地の塩漬け

   等々、枚挙のいとまがない。
   果たしてどこに問題があるのか、もちろん一言では言えないが、一つ間違いないことは地
  域住民の意見が反映されていないということだろう。
   それでは行政が住民をねじ伏せて復興を進めているかというとそういうわけでもない。
   宮城県が決めた「高台移転、職住分離」も明確なビジョンがあるにもかかわらずはかばか
  しくない。宮城県知事は松下未成熟系なので当然、新自由主義に棹さしているのだから、
  経済特区をつくりたいのだろう。2年前、東北に道州制のモデルをつくらんと機運が盛り
  上がったように記憶している。

    日本経団連などでつくる「地域主権と道州制を推進する国民会議」と中部経済
    連合会などは7日、名古屋市内で道州制の課題や必要性を議論するシンポジ
    ウムを開いた。
    中部地区の企業や自治体関係者、市民ら約300人が参加した。

    パネリストの日本経団連道州制推進委員会共同委員長の池田弘一・アサヒ
    ビール相談役は「東日本大震災から復興を進めるためには、地域に権限や
    財源を移譲して、地域主権や道州制を進める必要がある。東北が道州制の
    先行モデルになることを期待する」と述べた。長野県飯田市の牧野光朗
    市長は「市町村単位で解決できない課題が増え、災害時の対応も含めて
    自治体の広域連携が重要となっている」と道州制の推進を訴えた。


                     ~ YAHOO ニュース ~   

   あの頃の意気込みはどこへやら、どうも個々の現象から復興が遅れていると解すること
  は難しい。物凄く勘ぐるなら、わざと復興を遅らせているようにさせ思える。
   なぜだろう、東北復興よりもっと大きなものが控えているからタイミングをみているんじゃ
  ないか?

   「ショックドクトリン」――― 大災害のあとに吹き荒れる新自由主義、のために更地のまま
  野ざらしにしているのではないかとさえ思える。
   米国ら海外勢力にとってそのショックドクトリンとはTPPで日本(東北)をしゃぶり尽く
  すことに他ならないのではないか。一方、国内的には「道州制」(地域主権)でショックドク
  トリンをオブラートに包んで「生まれ変わった東北」というような美名のもと遂行したい政治
  家、官僚が確実に存在すると思う。
   米国はTPPで東北の漁師さんたちを自らの水産会社の社員にしてしまい、世界の三大漁
  場、三陸を手中に収めるつもりだろう。次に米国は東北でスマートシティーをつくりたいの
  ではないか。東北電力が抵抗勢力になるなら、ISD条項を発動して無理やりでもエネル
  ギー市場をこじ開けるのでは?(これは歓迎すべき面もあるが)
   道州制(地域主権)論者は、この外圧〈TPP)によって東北州のプロトタイプたる経済特
  区をつくるように思われる。

   以上、私の推論に過ぎないが、いずれにせよ更地から都市計画できるのにどうも住民の
  意見は反映されないようだ。一体、何が道州制(地域主権)なのだ、と思う地域住民は少
  なくないだろう。

   東北復興の遅れに見え隠れする影が何なのか私も判然としない。
   でも、どうも国内事情によるものだけではないと思えてならない。

   
 



 

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