素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

お笑い 「 安倍首相TPP参加表明記者会見 」 に見えるさらに危険な兆候

   
   



   ご存知のように安倍首相がTPP参加を正式に表明した。
   もう後戻りは出来ない。
   それにしてももう怒りを通り越して開いた口がふさがらない。

    今がラストチャンスです。
    この機会を逃すということはすなわち、日本が世界のルールづくりから取り残され
    ることに他なりません。
    TPPがアジア太平洋の世紀の幕開けとなった、後世の歴史家は、そう評価するに
    違いありません。
    アジア太平洋の世紀。その中心に日本は存在しなければなりません。
    TPPへの交渉参加は、まさに国家100年の計であると私は信じます。
 

   よくもまあ~、こんなウソ八百が言えたもんだ。
   ここまで来るともはや「お笑い」でしかない。
   安倍首相のこの会見はコントニュースペーパーの一員がやったのではないかと思う
  ほどだ。(笑い)つくづく美辞麗句に酔ってしまう人はダメなと。

   特にひどいのが90日ルールで早くても参加できるのが7月、9月には大筋合意する
  かもしれない事実を知りながら、遅れて参加したら一端、合意されたルールをひっくり
  返すことが困難なことを認めながら、農業、国民皆保険、断固として守ります、とか
  空念仏となえていることだ。まるで竹やりで突撃しながら「日本は神風が吹くんだ」と
  絶叫しているに等しい。
   
   マスゴミはこれに輪をかけて酷い。
   ひたすらTPP肯定の岩見某とか安倍首相が如何に反対派をねじ伏せたか、その政治
  手腕の解説に終始する後藤某とか、今頃になってTPP24(21?)項目のフリップ
  出して解説する輩等々。
   今のマスゴミは社会の木鐸ではなく単なる国民の敵だ。
   国民を戦争に誘導し大本営発表を繰り返した戦前のマスゴミと今のマスゴミは変わら
  ない。

   その一方、TPP参加表明直前、直後から従来TVに出れなかったであろう人物
  が出演し始めた。
「貧困大国アメリカ」の著者である堤 未果女史はそんな一人であろう。
   彼女は報道ステーションサンデーで明言している。

    「TPPは関税の問題ではなくアメリカ議会も非関税障壁の問題だと認識
     している。非関税障壁が日本の制度、文化を破壊しかねないのできちん
     と報道しなくてはいけない。」

   後藤某のトンチンカンな発言と堤女史の正鵠を射た直言が奇妙なコントラストだ。
   この番組スタッフはTPPについてかなり承知している。
   それにしても参加表明してからTPPの実態についてやるなよな。
   しかも番組の後半の隅っこの方で。如何に彼らスタッフがTPPについて隠蔽し
  ミスリードしてきたか手にとるようにわかるというものだ。

   参加直前もテレ朝は、「そもそも総研」で元外交官・孫崎享氏をよんで今からTPP
  に参加しても交渉など出来ない旨、的確に解説していた。

  


   堤女史の提言どおり、マスゴミが非関税障壁についてホントに報道するかどうか定か
  ではないが、孫崎氏の解説だけでも「おや?今まで報道されていたTPPと全然違うぞ」
  と流石に多くのB層も気づくだろう。    
   さもなければ公約違反を平然と受け入れざるを得ないことになる。
   この事態はJ・オーウェルの「1984年」的世界とつながる。

    戦争は平和である (WAR IS PEACE)
    自由は屈従である (FREEDOM IS SLAVERY)
    無知は力である (IGNORANCE IS STRENGTH)

   さらに二重思考が進むと「2+2は5」になってしまう(笑い)。
   もう凄く穿(うが)った見方をすると安倍政権は二重思考に国民を馴れさせるために
  平然と公約を破っているのではないか?何たって世耕がついているのだから。
   これは危険な兆候だよ、何たって二重思考が支配する政治とは全体主義の世界なのだ
  から。

   そこまで日本人はバカじゃないとしても別の危険な兆候が予想される。
   TPPによる非関税障壁撤廃(ISDS条項等)が現実のものとなった時、今まで世界に
  類をみないくらい親米だった日本人が極端に反米になる時が訪れるかもしれない。
  (この可能性については後日考察しよう)
  
   TPPの交渉内容の詳細は4年間秘匿されるそうだから、当初は毒素条項を表に出さず
  に案外、安倍首相、日本維新の会らが主張するように経済成長できるかもしれない。
  「ホラ、みたことかTPPオバケを叫んでいた奴らめ!」とほざくのだろうが、それは
  どうかな、見込みが甘いんじゃないかな。詐欺師は小さい約束を守り信用を得てから大き
  く騙すのが常套手段だ。
   この至極単純なことを忘れてアベノミクス、3本目の矢とTPPなんか言っていると
  忘れた頃にISDS条項発動してきたりして。

   それすらわからないというのも危険な兆候だ。
           







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